犬の病気やケガ

犬が膝蓋骨脱臼(パテラ)に!手術しないで治る?動物病院で教わった症状や治療法まとめ

2016-10-14

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今月は、パピヨンのサクラさんにとって厄月になっています。

小型犬の飼い主さんは、「足が細いけど、骨とか大丈夫かしら?」と心配になったことは1度や2度ありますよね?

ホットスポットで負傷中のパピヨンのサクラさんが、多頭飼いのコーギーのカイくんを避けようとして右後ろ足がケンケン状態に・・・。

犬の脱臼で膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)を知っていますか?

手術は必要なの?症状や治療法は?

動物病院で診断の結果は、犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)でした。

幸いパピヨンのサクラさんの場合は、内科治療で様子見ということになったけど・・・。

結果、犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)はケガなど外傷・先天的な遺伝が原因でなり、ケンケン状態になって、軽症の場合は内科治療、重症だと外科治療になります。

ということで、今日は「犬が膝蓋骨脱臼(パテラ)に!手術しないで治る?動物病院で教わった症状や治療法まとめ」です。

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小型犬で活発な子に多い!突然、愛犬の後ろ足がケンケン状態に

突然のホットスポットで、エリザベスカラーを常に付けているパピヨンのサクラさん。

エリザベスカラー生活にもやっと慣れてきたサクラさんだけど、その格好で色々なところを歩くから「歩く凶器」となっていました・・・。

カイくん
カイくん

おい!オマエのエリザベスカラーが邪魔だワン!

サクラさん
サクラさん

しょうがないじゃない!ガリガリガリ~

サクラさんが足元を通ると、エリザベスカラーが当たって痛いわね!

KATE(ケイト)
KATE(ケイト)

器用に水やドッグフードの入ったお皿にも顔を突っ込めるようになったりしてたけど、距離感はおかまいなしで・・・。

私やコーギーのカイくんの横を通る時など、エリザベスカラーを引っ掛けていました(笑)

ホットスポットの部分が少しづつかさぶたになって、「もう少しで治るかな?」という時に事件は起きました!

近所をネコが通るだけで犬が怒る

多頭飼いでお互いにケンカはあまりしないけど、ネコちゃんはお互いに天敵なカイくんとサクラさん。

ネコちゃんのお散歩コースになっているのか、よく家のキッチンの外を歩いているようで・・・。

コーギーのカイくんとパピヨンのサクラさんは、激おこプンプン状態になって、すごい怒って吠えています。

その日もネコちゃんがどうも外を通ったようで、カイくんが怒りに行きました・・・。

続いて、庭で日向ぼっこをしていたサクラさんも勢いよくネコちゃんに怒りに行ったのです。

急に反応した事により右後ろ足を負傷してケンケン状態

しかし、先にネコちゃんに怒りに行ったカイくんが気が済んだのか、クルっと向きを急に変えて戻ってきました!

さすがのすばしっこい&落ち着きがないイタズラ大好き&アスリート犬のサクラさんも、不意をつかれて・・・。

カイくん
カイくん

どれ、戻るかワン!

サクラさん
サクラさん

キャインキャインキャイン!

あら!?サクラさんどうしたの?痛いの?

KATE(ケイト)
KATE(ケイト)

パピヨンのサクラさんは、後ろ右足がケンケン状態になってしまいました・・・。

急にストップしたので、「後ろ右足を捻ったか何かで捻挫した?きっと翌日には普通に足をついて走り回っている」くらいに考えていたけど・・・。

翌日になっても、後ろ右足がケンケン状態で地面に付けない状態でした!

靭帯を痛めることもあるので参考にしてください

足を地につけない!犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)の原因や症状

足を挫いたか、捻挫かと思っていた愛犬のサクラさん。

翌日になってもケンケン状態で後ろ右足を地につけず3本足で歩いていたので、骨折したのか心配で動物病院に行きました。

ついでといっては何だけど、ホットスポットのエリザベスカラー生活も1週間が経ったので、もう大丈夫か診断してもらおうと思ってました。

サクラさん
サクラさん

足をつくと、痛いの・・・。

先生、サクラが後ろ右足を痛がっていますが、骨折ですか?でも、その後にそこまで痛がらないし・・・。

母
動物病院の先生
動物病院の先生

ん~、サクラちゃんは、犬の膝蓋骨脱臼ですね!

ところが、パピヨンのサクラさんのびっこは捻挫でも骨折でもなくて、犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)でした。

犬の脱臼で膝蓋骨脱臼(パテラ)になる原因や症状を動物病院の先生から教えてもらったので説明します。

膝蓋骨脱臼(パテラ)になる原因はケガなどによる外傷か先天的な遺伝の2つ

膝蓋骨脱臼(パテラ)とは犬の膝のお皿が転移してしまうことで、膝のお皿が内側または外側、両方に転移してしまう状態を膝蓋骨脱臼といいます。

膝のお皿は犬の後ろ足にあるので、つまり、後ろ足しか膝蓋骨脱臼にはなりません。

大型犬は膝のお皿が外側に転移、中小型犬は内側に転移してしまうことが多い」と、動物病院の先生が言っていました。

膝蓋骨脱臼の原因は2つあり、

膝蓋骨脱臼の原因

  • ケガなどによる外傷が原因
  • 先天的な遺伝が原因

今回の愛犬のサクラさんは急激な運動で膝に負荷がかかり、脱臼して膝蓋骨脱臼になってしまいました。

また、先天的な遺伝はトイプードル、ポメラニアン、ヨークシャーテリア、チワワ等小型犬に多く、生まれつき膝やじん帯のバランスが悪くて膝蓋骨脱臼になりやすいようです。

膝蓋骨脱臼の症状

膝蓋骨脱臼の症状でよくみられるのが

膝蓋骨脱臼の症状

  • ケンケンをしている状態になっている(軽症の場合、ほとんどか全く症状がでない)
  • 時々びっこをひくけど、犬が足を自分で伸ばしたりすれば回復する。

このような症状が出た場合には、膝蓋骨脱臼になっている可能性があります。

診断は動物病院の先生による触診、X線検査で診断してもらいました。

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犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)の治療法と注意点

捻挫かと思っていたら、膝蓋骨脱臼と聞きなれない脱臼になっていたパピヨンのサクラさん。

犬が膝蓋骨脱臼になってしまった場合は、治療法がわかれます。

サクラさん
サクラさん

足が痛くて地面に着けないけど、走れるわよ♪

器用に3本足で走るよな・・・。

父

膝蓋骨脱臼の治療法は、症状や発症年齢・犬種・体重によって内科的治療か外科手術にわかれます。

どういった場合に膝蓋骨脱臼の治療法がわかれるのか?気をつける注意点を教わったので、説明していきます。

膝蓋骨脱臼の治療法は内科治療と手術の2つ

犬の膝蓋骨脱臼の治療法は、2つにわかれます。

膝蓋骨脱臼の治療法

  • 小型犬に見られる軽症例の場合は、簡単な治療(痛み止めの投薬、内科的治療)
  • 重症の場合は、外科手術をする

このように治療法がわかれるけど、併せてサプリメントなどを使用して、関節を修復していきます。

今回のサクラさんの場合は、まだどれほどの症状なのかわからなかった為に「様子見で痛み止めの薬を処方して、手術はしない」ということになりました。

膝蓋骨脱臼の手術費用やペット保険適用か?

ただし、重症の犬の場合は外科手術が必要になり、外科手術になると20~30万円と高額になります。

小型犬は華奢な足で激しく運動するので、膝蓋骨脱臼になりやすい犬種です。

膝蓋骨脱臼はペット保険でもカバーできる会社は数社しかないので、小型犬の飼い主さんはよく考えてください。

グルコサミン入りのアースリスージゴールドで膝蓋骨脱臼が治る

仲のいい友達のボストンテリアちゃんが膝蓋骨脱臼になって、動物病院の先生に「もう治らないかもしれない」と言われて諦めかけていました。

しかし、ダメ元でグルコサミン入りのアースリスージゴールドを与えたところ、回復しました!

アースリーアーマーゴールドとの違いは、国内産か輸入産かの違いと教えてもらいました。

膝蓋骨脱臼治療中の散歩など注意点

そして、動物病院の先生から以下の膝蓋骨脱臼の注意点が与えられました!

膝蓋骨脱臼の注意点

  • 休息大事!おとなしくさせる事!治るまでは、散歩は控えてください!
  • 太ると余計に膝に負担がかかるので、食事を与えすぎないように!
  • フローリングなど滑る床は犬の足に負担になるので、じゅうたんやカーペットなどを敷いてください!(前のゴールデンレトリバーのジョンくんの時も同じ事を言われました!)

愛犬サクラさんは最近体重が増えてきたので、膝蓋骨脱臼の治療のためにもダイエットさせます。

また、ワンパク娘なので大人しくさせるのは中々難しいけど、足に負担がかからないようにフローリングの床に滑り止めマットを敷きました。

まとめ 先天性の膝蓋骨脱臼もあるので不安に思ったら動物病院で診断してもらいましょう

運動量が多く、華奢な足の小型犬がなりやすい犬の脱臼の膝蓋骨脱臼。

コーギーのカイくんが突然向きを変えた事により、フローリングの床で急ブレーキをかけて膝に負荷がかかり膝蓋骨脱臼になってしまったパピヨンのサクラさん。

膝蓋骨脱臼は軽度だと痛み止めの薬で自然治癒の様子見となるけど、重度になると外科手術となります。

「犬の膝蓋骨脱臼」は、こんな感じです。

犬の膝蓋骨脱臼まとめ

  • 症状:ケンケン足になっている。時々びっこをひくが、犬が足を自分で伸ばすと回復する(軽症の場合は、ほとんど症状がでない)。
  • 原因:怪我などの外傷、先天的な遺伝(トイプードル、ポメラニアンなど小型犬種)。
  • 検査法:触診・X線検査。
  • 治療法:軽症の場合は痛み止めなど内科治療・重症の場合は外科手術。

膝蓋骨脱臼が治るまではお散歩は控えて、とにかく大人しくさせて絶対安静にしてください!

サクラさん
サクラさん

大人しくする・・・痛いんだもの・・・。

カイくん
カイくん

大事になってすまないワン!

もう・・・サクラさんの厄年なのかしら?

KATE(ケイト)
KATE(ケイト)

残念ながらホットスポットの尻尾の方も先生にかさぶたをとってもらったところ、「あと1週間くらいかかります!もうしばらくこのままで!」との事で、エリザベスカラーを付けたままの帰宅となりました。

動物病院の先生
動物病院の先生

小型犬は先天性で膝蓋骨脱臼になりやすい(足が細いのに運動量の多い子など)ので、気をつけましょう!

ワンパクなサクラさんも痛い膝を動物病院の先生にいじくりまわされたせいなのか、痛み止めのお薬が効いているのか、初日はおとなしくて眠い感じでした。

翌日になったらびっこをひいていた片足もつくようになり、元気に走り回ったり&ソファーに飛び乗ったりしていました。

「よかったね!」とはならずに、この後に前十字靭帯損傷・断裂となったけど・・・。

膝蓋骨脱臼は安静が絶対条件なので、床にマットを敷いたり愛犬の膝の負担を少なくしてあげてください♪

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