だいぶお年をめされてきたけど、食欲旺盛なウチの愛犬のコーギーのカイくん。
おてんば娘のパピヨンのサクラさんと仲良く！？ケンカもするけど、楽しい毎日を過ごしていました。
そんないつもと変わらない日常だと思ったら、ある日突然愛犬のコーギーのカイくんが急性膵炎という怖い病気になりました。
犬の急性膵炎を知っていますか？
大切な愛犬が突然キャインと悲鳴をあげると、飼い主さんは困惑しますよね？
実際に、愛犬のカイくんが突然「キャイン」と悲鳴をあげて痛がって、最初は原因がわからずに動物病院に行ってわかった「犬の急性膵炎」という病気。
結果、犬の急性膵炎は重症化すると死亡率がとても高い病気で、早期発見・早期入院がたいへん重要です。
ということで、今日は「愛犬が急性膵炎に！無事に回復したけど獣医さんに教わった症状や原因・治療法まとめ」です。
突然！愛犬が「キャイン」と悲鳴をあげて鳴いた
その時までは、全くいつもと変わらない多頭飼いをしている愛犬たちの日常でした。
しかし、2015年のクリスマスの前日に、突然愛犬のコーギーのカイくんに悲劇が襲いました。
夕食後に愛犬コーギーのカイくんとパピヨンのサクラさんが、いつものように「お皿なめ」と「犬のおやつ」を貰いに行った時に起こりました。
キャインキャイン！痛い！痛いワン！
あら？足でもくじいたわけ？こっちのお皿もなめちゃうわよ？
もう！カイくんはすぐに調子にのるからでしょ？
滅多なことでは「キャイン！」など悲鳴をあげない愛犬のコーギーのカイくん。
突然、聞いたことのない「キャイン！キャイン！」と甲高い声で痛がって鳴いていました。
急性膵炎を突然発症した時の愛犬のカイくんの症状を紹介します。
愛犬が動こうとすると！キャインと悲鳴をあげて失禁した
最初は「足をひねったのかな？」と思ったら、どうも様子が違っていつもの足を挫く感じではなく、その場にうずくまっている愛犬のカイくん。
その後、愛犬のカイくんはしばらくしたら起き上がっていつものテーブル横の毛布の上の特等席に戻ったけど、あまり動こうとしませんでした。
しばらく様子を見ていたけど、少し動こうとすると「キャイン、キャイン」と痛がるカイくん。
動物病院の診断ではヘルニアの疑いだった
愛犬カイくんは、翌日の朝はご飯の時間にほえた時に「キャイン！」と悲鳴をあげて痛がったけど、普通にお散歩に行きました。
ただし、お散歩の後に胴輪のハーネスをはずす時にまた「キャイン、キャイン」と悲鳴をあげて痛がりました！
さすがに足をくじいただけではここまで痛がらないだろうし、ちょっと様子がおかしい・・・。
そこで、母が愛犬カイくんを連れて近所の動物病院へ行って、調べてもらうことにしました。
ウェルシュ・コーギーやミニチュアダックスフンドなどの胴長短足犬種は、どうしても背中に負担がいく為にヘルニアにかかりやすいです。
犬がお腹を痛がったり、匍匐前進をしていたので、動物病院で検査をした
最初は「キャイン！」と悲鳴をあげて痛がるのはヘルニアという診断結果だった愛犬のカイくん。
とりあえず、痛み止めの注射と薬を貰ってきて様子見ということになりました。
ん～、突然、お腹が痛みだすワン・・・気づいてくれワン・・・。
カイくんもお年だから、ヘルニアを発症しちゃったのかしら？
愛犬カイくんは胴長短足犬種の宿命のヘルニアの疑いということで、心配だけどちょっとだけ安心していた私たち家族。
しかし、さらに愛犬の症状が悪化して様子がおかしくなりました！
犬の急性膵炎の危険な症状や血液検査について紹介します。
お腹を痛がったり、突然食欲が落ちる、嘔吐、匍匐前進をする
父や私が食事をしていると、いつも「よこせワン！食べたいワン！」と騒ぐ愛犬のカイくん。
しばらくの間は愛犬のカイくんは、さすがに痛いのかほふく前進で少しづつ近寄ってくる感じでした。
このような感じで食欲はあったので、私たちは少し安心していました。
ドッグフードはちゃんと食べるけど、相変わらず時々痛がるって「キャイン」と悲鳴をあげて鳴くカイくん。
しかし、突然いつもなら絶対に食べる犬のおやつのジャーキーを食べなくなってしまいました！
「これは何かおかしい！ヘルニアじゃないかも！？」と思い、私が仕事が終わって母と二人で愛犬のカイくんを抱き上げ、車に乗せて動物病院へ連れて行きました。
犬の急性膵炎は血液検査から始まります！血液検査の結果はWBC（総白血球数）・CRP（C反応性蛋白）・RBC（赤血球数）が異常数値に
その時はいつもの動物病院の院長先生が空いていたので、院長先生に診断していただくことに！
最初はヘルニアかと思われてたけど、やはり背中を触ったりすると怒るし痛がるし、熱も高めということで違う病気を疑う事になりました、
院長先生はお腹を触ると特に痛がるので内臓系の病気を疑い、ガンや重い病気の可能性もあるので慎重に血液検査もすることになりました。
愛犬カイくんは1年半前に膀胱がんが発見されたけど、手術は成功して転移はなかったです。
Ｘ線検査で十二指腸と膵臓の部分の異常を調べ、血液検査・血液化学検査で確認する。
とくにアミラーゼとリパーゼという項目は膵臓の検査としては重要であるが、必ず腎臓の検査や肝臓の検査と一緒に評価する必要があるので、多項目の検査となる。
急性膵炎ー日本臨床獣医学フォーラム
しばらくして、愛犬のカイくんの血液検査の結果がでました。
このような結果になったら要注意です！
血液検査の結果をみて、院長先生からの一言で私たちは呆然としました。
正式な検査をしないとわかりませんが、明日明後日に様態が急変するかもしれませんので、覚悟はしておいてください。即入院です！
カイくん、相当苦しかった、痛かったんだね。なぜ、もっと早く動物病院で精密検査をしなかったのだろう・・・。
悔やんでも悔やみきれずに涙を流し、母も衝撃すぎてとにかく先生にお願いするしかない状態の私たちでした。
帰宅後、父に「カイくんが危ないかもしれない。入院することになった」と説明すると、父もそこまで思っていなかったようでみんな暗くなってしまいました・・・。
犬の急性膵炎の原因や症状・検査法・治療法から入院期間
翌日は土曜日だったけど動物病院は空いているので、眠れずにいた私たち家族は入院中の愛犬のカイくんに会いに行きました。
愛犬のカイくんは血液検査とあわせて、犬の急性膵炎の検査キットで検査をしていました。
先生！カイの様子はどうでしょか？
正式な結果がでたのでお伝えしますが、カイくんは犬の急性膵炎でした！
犬の急性膵炎の検査キットは、結果が判明するのに12時間必要です。
検査キットの診断結果待ちだったけど、愛犬のカイくんは「犬の急性膵炎」と完全に判明しました。
突然発症した犬の膵炎（すいえん）の原因や症状、検査法、治療法から入院期間について動物病院の先生から教えてもらったので説明します。
膵炎にかかる原因は医学的に解明されていない
犬が膵炎にかかる原因は、はっきりと医学的に解明されていないそうです。
通常ならば腸内で分泌されると活動が活発になる膵液が、膵臓内で活発になって膵臓自体を傷つけて炎症を起こしてしまうとの事でした。
膵炎にかかりやすい犬種
特に、肥満体質の犬・メス犬に多い病気で、遺伝的にミニチュア・シュナウザー、コッカー・スパニエル、ヨークシャー・テリア、トイ・プードルも犬の膵炎になりやすい犬種です。
つまり、上記犬の飼い主さんは犬の膵炎に注意が必要です。
膵炎の症状
愛犬カイくんの場合は犬の急性膵炎の症状で最初の症状＋下痢だったけど、血便や嘔吐もなく、お腹や背中を痛がるという症状でした。
しかし、一般的な犬の膵炎の症状は
急性の食欲廃絶・嘔吐を主訴とする。
回数の多くない泥状下痢便や血便を伴うことが多い。
腹痛のため体を丸めたり、伏せの状態でお尻だけ上げる姿勢（祈りのポーズ）を取る。
重症例では黄疸、消化管出血、発熱なども見られ、重篤な場合は多臓器不全に陥り死に至ることもある
急性膵炎について－小笠原動物病院
犬の膵炎の症状で、血便を出す犬も多いとの事です。
また、食欲不振や元気がない、嘔吐などの症状は犬の急性肝炎でも同じです。
膵炎の検査は血液検査と簡易検査キット
犬の膵炎かどうかの診断は、血液検査と簡易検査キットで判別することができます。
ただし、検査キットの結果は12時間経たないとわからないので、カイくんの場合は翌日に病名がハッキリとしました。
その後の再度の血液検査でもリパーゼの値も高かったので、犬の急性膵炎となりました。
早期発見が重要！急性膵炎の治療法は基本的に特効薬がない
愛犬が急性膵炎と判断された飼い主さんは「命に関わるのか？」「犬の急性膵炎は治るのか？」心配になりますね？
犬の急性膵炎は、基本的に特効薬がないのが現状です。
犬が急性膵炎になった場合は、早期入院が必要です。
急性膵炎の治療法
その上で、愛犬のカイくんの急性膵炎の治療法は
このような治療法が犬に施されます。
つまり、犬の急性膵炎は早期の発見と一刻も早く入院をして治療をすることが、愛犬の命を救う上で大変重要になってきます！
急性膵炎の入院期間は概ね1～2週間
犬の急性膵炎の症状にもよるけど、入院期間は概ね1～2週間で、愛犬のカイくんの場合の治療は点滴・薬・入院となりました。
私たちがお見舞いに行くと、入院ゲージのあるところは暑かったせいかドッグフードが残っていました・・・。
しかし、急性膵炎になった愛犬のカイくんは2日目以降から軽くドッグフードを食べるようになって・・・。
看護師さんいわく、「カイくん、ちゃんと朝ごはんも食べていましたよ～」と言われるくらいまですぐに回復しました！
検査に協力的でないので、中々検査をさせてくれません・・・。でも、たぶん2,3日で退院できると思います！
愛犬カイくんは症状が重症ではなかったので、入院して3日後には自宅療養になり、一週間経った頃にはもうすっかり元気に痛がることもなく走り回っていました♪
まとめ 犬の急性膵炎は早期発見が重要で、常日頃から愛犬の様子を見て異変を感じたら、すぐに動物病院で血液検査をしてください
犬の膵炎（すいえん）は慢性膵炎と急性膵炎があり、症状は同じで嘔吐・下痢・食欲不振・発熱に腹痛で重症化すると死にいたります！
犬の膵炎には治療薬がなく入院して絶食と点滴で治療を行うので、早期発見と早期入院＆治療が大変重要です。
「犬の急性膵炎」は、こんな感じです。
犬の急性膵炎は時間がたつと命に関わり死亡していまうので、早期発見と早期入院＆治療が大変重要です。
ウチの愛犬カイくんの場合は、痛がってから犬の急性膵炎と病状が確定するまで2週間とかかりました。
いやぁ～危なかったワン！「犬の急性膵炎」ってヤツだったワン！
退院できてよかったね！カイくん！
どこに行ってたのよ！心配したじゃない！
みんなが「カイくん、カイくん」状態だったから、サクラが構ってもらえず、ヤキモチをやいたのかしら？
愛犬カイくんが退院して家に帰って来た時は、普段は寄り付かないサクラさんまでカイくんの周りをずっとひっついていました。
今回の愛犬のカイくんのように、犬の急性膵炎は何の前触れもなしに突然発病します。
膵炎は再発する可能性も高いので注意が必要で、これからは脂っこい、高カロリーの食べ物、おやつなどには気をつけたいと思います。
急性膵炎は命にも関わる病気なので、早期発見＆早期入院治療が大切です。
大切なワンちゃんたちは人間のように「どこが痛い！」といえないから、中々ピンポイントで悪いところを当てるのは難しいと思います。
大切な愛犬の異常がすぐにでも発見できるように、常日頃から様子をみて「ちょっとでもおかしい？」と思ったらすぐに動物病院に連れて行ってあげてください。
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