犬がかゆがって足でかいていたり噛んでいて、皮膚が赤くなったり脱毛していると心配ですよね!
歴代の愛犬からコーギーのカイくん、パピヨンのサクラさんも皮膚病になりました。
人もアトピーや乾燥肌など肌にトラブル持ちの人は多いけど、犬の皮膚病も多い病気です。
犬の皮膚が赤い・黒いかさぶたがあるけど、皮膚病?
犬の皮膚病には、色々な種類があるの?
愛犬が痒がってずっと掻いたり舐めたりしているのは、見ていてかわいそうですよね・・・。
ウチも犬の皮膚病を何度も経験して、獣医さんに相談したりして対策や治療をしてきました。
ということで、今日は「犬が皮膚病で赤い、黒いかさぶたが!獣医さんに聞いた種類や原因まとめ」です。
犬の皮膚が赤くなったり黒くなる、臭う皮膚病の症状
犬の病気で、皮膚病は多いです。
犬がグルーミングや汚れを取る目的で足を舐めたり噛んだりするのは、よくあるけど・・・。
だけど、特に先代犬のゴールデンレトリバーのジョンくんは、痒がって皮膚をよく舐めていました。
ふぉふぉふぉ!わしは、大きな「黒いかさぶたのようなもの」ができていたのじゃ!
オレは、小さい頃に食べ物を食べた後に、痒くなったワン!
私も色々と皮膚病になってるわ~
みんな1度は皮膚病を経験するほど、現代の犬病よね・・・。
結果、ジョンくんは脂漏症(マラセチア皮膚炎)で、前足の肘部分が黒くかさぶたのようになっていました・・・。
犬がかゆがっていて、足でかく・噛む・舐めつづけてどんどん悪化していってしまう犬の皮膚病。
犬の皮膚病の症状も様々で
など、原因によって色々な症状がでます。
皮膚病の症状はフケや皮膚が赤くなるなど軽いものから、激しい痒みで出血するまで噛む、膿がでて臭うなど重症化するものまであります!
特に、愛犬のサクラさんはホットスポットで大惨事になったこともあります。
主に3つ!犬が皮膚病になる原因
犬が痒がる皮膚病と一言でいっても、原因は様々です。
オレは食べ物のアレルギーがあるから、幼犬の頃は大変だったワン!
カイくんは、色々な食べ物アレルギーだったわね!
色々な原因が組み合わさって犬は皮膚病になるので、原因の特定が難しいのが現状です。
ウチの歴代の愛犬たちも必ずといっていいほどなっていた犬の皮膚病だけど、代表的な原因として3つあります。
細菌やカビ
元々、犬の体内にいる細菌が免疫力が低下した時に異常繁殖して起こる皮膚病や、カビが原因で皮膚病を引き起こすこともあります。
細菌といっても種類は多くあり、動物病院で検査をしてもらわないと原因を特定することは難しいです。
膿皮症(のうひしょう)
「膿皮症(のうひしょう)」は、犬の皮膚病の中でも多い症状です。
犬の皮膚に常にいる「ブドウ球菌」が、異常に発生して皮膚病になります。
膿皮症の症状は赤い小さな発疹がポツポツと現れて、その後に大きな発疹となって広がっていきます。
さらに、そのまま何も処置をしないと悪化して膿がでて、悪臭と脱毛状態になります!
症状がでたら早めに動物病院で診断してもらって、抗生物質の投与や薬用シャンプーで治療していきます。
細菌性皮膚炎
「細菌性皮膚炎」は皮膚に常にいる細菌が、なにかの原因で異常繁殖して皮膚病を引き起こします。
細菌性皮膚炎の症状は赤い発疹や痒み、炎症を引き起こします。
サクラさんも細菌性皮膚炎で鼻の上が赤くなって、かさぶたになりました。
一般的には抗生物質の投与で治療を行います。
しかし、アレルギー性皮膚炎を持っている犬には「なかなか完治が難しい皮膚病」と言われています。
皮膚真菌症
「皮膚真菌症」は、カビが原因です。
普段は皮膚のバリア機能でカビの感染を抑えているけど、免疫力が落ちていたりすると皮膚に増殖して皮膚病を引き起こします。
皮膚真菌症の症状は、赤く大きな発疹をともなった円形に近い脱毛が発生します。
そして、周囲にかさぶたやフケなどが発生します。
治療法は塗り薬や飲み薬とあるけど、完治するまでには時間がかかります。
脂漏症(しろうしょう)、マラセチア皮膚炎
「脂漏症(しろうしょう)」は、別名マラセチア皮膚炎とも呼ばれています。
脂漏症(マラセチア皮膚炎)は皮膚に常にいる「マラセチア」という酵母菌が、色々な原因で異常繁殖して皮膚病や外耳炎を引き起こします。
脂漏症(マラセチア皮膚炎)の症状は肌が脂っぽくなり、発疹や悪臭、フケが増えます。
また、長引くと皮膚が厚くなる、黒っぽくなる、角質化がすすんでかたくなったり脱毛したりします。
治療法はマラセチアに効果のある薬用シャンプーのマラセブなどを使って、皮膚を清潔に保ちます。
しかし、ドッグフードを無添加の物に変えたりしないと再発しやすい皮膚病です。
ノミやダニなど寄生虫
犬の皮膚病の中でしっかりと対策をしていないと怖いのが、ノミやダニなどの寄生虫が原因による皮膚病です。
ノミやマダニは多頭飼いをしていれば、その分愛犬のノミ・マダニ対策をしないといけません。
また、人間にも感染してしまうので注意が必要となります。
ツメダニによる皮膚病
ツメダニによる皮膚病は、ツメダニから感染します。
また、すでに感染している犬やリード・ハーネス・首輪、ノミなどの外部寄生虫から感染します。
ツメダニによる皮膚病の症状は背中に大量のフケがめだつようになり、皮膚が赤くなることもあります。
治療法は、薬用シャンプーや殺ダニ剤を使ってツメダニを駆除します。
疥癬症
「疥癬症」は、ヒゼンダニが原因で感染します。
ヒゼンダニが皮膚に侵入することにより、皮膚病になります。
疥癬症の症状は強い痒みをともなうので、掻き続けて皮膚が傷ついてフケやかさぶた、脱毛します。
治療法は、殺ダニ剤を使ってヒゼンダニの駆除、皮膚の炎症を抑える薬を投与します。
毛包虫症(アラカス症)
「毛包虫症」は別名アラカス症とも呼ばれていて、ニキビダニによって発症します。
ニキビダニは、元々は犬や人の皮膚にいて、通常の状態であれば何も引き起こさずに寄生しています。
ニキビダニが免疫力の低下などの何らかの原因によって異常繁殖して、毛包虫症(アラカス症)になります。
毛包虫症(アラカス症)の症状は、脱毛や皮膚の赤み、フケを伴います。
治療法は駆除薬で治療が行われます。
しかし、原因が他の病気であることがある場合も多いので、その病気の治療も必要になってきます。
食べ物や埃・花粉などのアレルギー
「犬のアレルギー性皮膚炎」と一口に言っても、アレルギーの原因が色々とあります。
食べ物のアレルギーが原因になってアレルギー性皮膚炎を引き起こしたり、埃や花粉などの特定の物が原因で皮膚炎を引き起こしたりします。
犬は花粉症で、皮膚がかゆくなります。
アレルギー性皮膚炎の症状は、人間と同じように皮膚に赤い発疹ができたり、痒みを伴います。
治療法はアレルギーの原因を特定して、環境や食べ物を変えたりして改善していくことが重要になります。
犬の皮膚病の治療法
犬の皮膚が赤くなったり、噛みすぎて血がでているなど、いろいろな原因や症状がある犬の皮膚炎。
飼い主さんは心配だけど、まずは動物病院で診察を受けてください。
ホットスポットの時は、大出血だったわ♪
エリザベスカラー生活だったな(笑)
犬の皮膚病といっても原因や症状が色々とあるので、動物病院では色々な治療処置がされます。
例えば
原因や症状によって、動物病院での治療・処置は変わってきます。
犬の皮膚病対策や予防法
愛犬がなるべく皮膚病にかからないようにしてあげないといけないですよね?
その為には、犬の皮膚病の原因となることの予防や対策を普段からしっかりしておきたいです!
ワシはシャンプーで、よく「マラセブ」を使われていたのぉ~
ゴールデンレトリバーのジョンくんは巨体だったから、シャンプーも大変だったのよ・・・。
ペットサロンで愛犬パピヨンのサクラさんはいい匂いのシャンプーだけど、コーギーのカイくんは薬用シャンプーです。
犬の皮膚病は、しっかりと予防する事と犬のデリケートな皮膚を清潔に保つことが重要ですね♪
犬の肌を清潔に保つ
犬は体毛で覆われているけど、皮膚は薄くて、デリケートな部分になります。
ただし、シャンプーをしすぎるとお肌に刺激が強すぎて、逆に肌を痛めて皮膚病を引き起こすこともあるので注意してください!
食べ物などアレルギーがないか調べる
犬も繊細なので、食べ物など色々なアレルギーがあることがあります。
アレルギーによっては命に関わることもあるので、仔犬の時に動物病院でアレルギー検査をした方がいいです。
愛犬のカイくんは食べ物アレルギーが数種類あって、特に穀物系がNGです。
ノミやマダニ予防対策をする
春から夏にかけてはノミやマダニなどの寄生虫が活発的に活動をするので、しっかりと予防することも大事です。
ノミやマダニは犬だけではなく、人間にも寄生します。
特に、赤ちゃんや小さなお子様がいる家庭では、しっかりとノミやマダニの予防薬を犬に投与してあげてください。
まとめ 犬の皮膚病は種類が多いので、早期発見・治療をしてあげましょう
犬が痒がる皮膚病は色々な原因があり、犬にとって皮膚はデリケートゾーンで痒みやフケなどを伴います。
軽症の場合から、酷くなると出血したり黒いかさぶたのような塊になるので、早期発見・早期治療したほうがいいです。
「犬の皮膚病の原因」は、こんな感じです。
動物病院の診断を受けて原因を特定して、あわせた治療・対処をしましょう。
アレルギー犬の宿命で、色々お肌のケアも大変だワン!
急性皮膚炎の時は、すごく痒くて痒くて大変だったわ~
皮膚病は、腐れ縁になってしまったの~
大切な愛犬が苦しんでいる姿は見たくないから、動物病院の先生と相談して早期発見、早期治療をしてあげないとね♪
犬の皮膚病はそのままにしておいても治らず、どんどん悪化してしまいます!
ちょっとでもおかしいなと思ったら、動物病院の先生の診断と相談をしてあげてください。
同じ場所を掻き続けていたり、皮膚が赤くなっている、フケが多いなどの症状がある場合は、早めの診断を受けてください。
犬だけではなく、人間にも影響を及ぼす原因がある犬の皮膚病。
いつも愛犬の様子をみて早期発見・早期治療をして、ワンちゃんを不快な痒みから助けてあげてください♪
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